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ApparelX Wiki生地用語集

LWGとは

定義

LWGとは、皮革のなめしや加工に関わる施設を対象に、環境管理やトレーサビリティなどの管理状況を評価する国際的な団体および監査制度です。

別名レザーワーキンググループLWG認証レザー・ワーキング・グループ
目次6項目
  1. 定義と概要
  2. 対象と基準の考え方
  3. 仕入れと製品づくりでの確認事項
  4. 表示と証明書の扱い
  5. 似ている制度との違い
  6. よくある質問

定義と概要

LWGはLeather Working Groupの略称です。主に皮革製造に関わる事業所を対象として、定められた監査基準により管理状況を評価する仕組みです。皮革そのものの品質等級や、製品のデザインを認定する制度ではありません。

対象には、原皮をなめして革にするタンナーや、革の仕上げ加工に関わる施設などがあります。評価は原則として施設単位で行われるため、同じ企業の革であっても、製造場所や工程によって適用状況が異なる場合があります。

対象と基準の考え方

監査では、使用する水やエネルギー、排水・廃棄物の管理、化学物質管理、工程の記録、原料のトレーサビリティなど、皮革製造に伴う管理体制が確認されます。評価項目や適用範囲は制度の更新により変わることがあります。

LWGへの適合は、革が無害であること、すべての環境負荷がないこと、動物福祉や労働条件のすべてが保証されることを単独で意味するものではありません。求める調達方針に応じて、確認項目を分けて考える必要があります。

  • 環境負荷に関わる工程管理
  • 化学物質および排水の管理
  • 原料と工程の追跡可能性
  • 事業所内の管理記録と継続的な改善

仕入れと製品づくりでの確認事項

革を仕入れる際は、対象となる革を製造した事業所名、監査の対象工程、評価の有効期間を仕入先に確認します。「LWGの革」とされていても、製品に使う革の全量や全加工工程が対象とは限らないためです。

表革、裏革、床革、再生革などの区分、染色・仕上げ・ラミネートの工程、革以外の付属材料も確認します。バッグや衣料などの製品全体について環境配慮を示す場合は、革以外の材料と加工・縫製工程も別途管理します。

  • 対象となる製造事業所と所在地
  • 該当する革の品番、ロット、数量
  • 監査対象の工程と有効性
  • 製品中に占める対象革の範囲
  • ブランドの調達基準との整合

表示と証明書の扱い

LWGの名称やロゴ、認証に関する表現を製品表示、下げ札、商品説明に用いる場合は、制度側の表示ルールと取引先から受け取った根拠書類を確認します。施設の評価を、完成品そのものの認証であるかのように表示しないことが重要です。

証明には監査結果に関する資料のほか、対象革と仕入れロットを結び付ける出荷書類や仕様書が必要になることがあります。口頭説明だけでなく、調達記録を保管し、表示文言と証憑の対応を確認します。

似ている制度との違い

エコテックスは繊維・皮革製品などの有害物質に関する試験・認証制度であり、LWGとは主な評価対象が異なります。GOTSやGRSは、それぞれ有機繊維やリサイクル材料に関する基準で、皮革製造施設の環境監査を中心とするLWGとは目的が異なります。

トレーサビリティは原料や工程を追跡できる状態を指す一般的な考え方です。LWGの評価にも関連しますが、トレーサビリティそのものがLWG認証を意味するわけではありません。

よくある質問

LWG認証の革なら、完成したバッグや衣料も認証製品になりますか。

必ずしもなりません。LWGは主に皮革製造に関わる施設の監査・評価であり、完成品全体を認証する制度とは限りません。製品表示では、どの革をどの施設が製造したか、対象範囲を根拠書類に基づいて確認する必要があります。

LWGは革の品質や安全性を保証しますか。

LWGの評価は皮革製造施設における環境管理、化学物質管理、工程管理などに関わるものです。革の外観、耐久性、堅牢度などの品質規格や、最終製品の安全性を包括的に保証するものではないため、必要な試験・検査は別途行います。

仕入先からLWG対応と言われた場合、何を確認しますか。

対象革の製造事業所、監査の対象工程、有効期間、革の品番・ロットとの対応を確認します。さらに、仕上げやラミネートを含む工程範囲と、使用量が製品表示の根拠に足りるかを、証明書類や出荷記録で確認します。

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