ボディラインテープとは
ボディラインテープとは、人台やトルソーのバスト、ウエスト、ヒップなどに基準線を示し、立体裁断や仮縫い時の形状確認に用いる接着テープです。
定義と概要
ボディラインテープは、人台またはトルソーの表面に貼り、製作上の基準となる線を見える化する細幅のテープです。立体裁断では、平面のパターンでは把握しにくい位置関係やシルエットを確認するために使います。
衣服の表面を装飾するラインテープとは異なり、主に人台上で作業するための補助資材です。カタログなどでは、デザインテープと呼ばれる場合もあります。
使う部位と役割
一般的には、バストライン、ウエストライン、ヒップライン、センターフロント、センターバック、脇線などに貼ります。これにより、布を当てた際の水平・垂直のずれ、ゆとり、切替線やダーツ位置を確認しやすくなります。
衿ぐり、アームホール、プリンセスラインなど、デザインやパターンに応じた目標線を追加することもあります。左右の位置をそろえ、必要に応じて人台の基準線と照合して貼ることが重要です。
- バスト、ウエスト、ヒップなどの水平基準線
- 前中心、後ろ中心、脇線などの垂直基準線
- 切替線、ポケット位置、ボタン位置などのデザイン目標線
素材と種類
多くの場合、織物テープの片面に粘着剤を施したものが用いられます。綿素材のものは表面が落ち着いており、ピンワーク中の視認性やなじみを考慮して選ばれることがあります。
幅、色、粘着力、表面の織り方には種類があります。基準線を読み取りやすい色を選ぶほか、人台の張り地を傷めにくい粘着性かどうかも確認します。
主な用途
立体裁断では、シーチングなどを人台に当て、テープで示した線を基準に布目や分量を整えます。仮縫いでは、テープと縫い線、切替位置などを比較することで、デザインどおりの位置に収まっているかを確認できます。
パターン修正やサンプル検討の打ち合わせでも、基準線が可視化されていると、修正箇所を共有しやすくなります。ただし、テープ自体は衣服へ恒久的に使用する副資材ではありません。
選び方と取り扱い上の注意
選定時は、人台の大きさや表示したい線に合う幅、作業中に見やすい色、貼り直しの必要性に合う粘着力を確認します。曲線部分では、短く切って少しずつ貼ると、しわや浮きが出にくくなります。
貼る前には人台表面のほこりを取り、基準点から左右対称になるように位置を決めます。強く引っ張りながら貼るとテープが伸びたり線が曲がったりするため、張力をかけすぎないよう注意します。
長期間貼ったままにすると粘着剤が残る場合があります。人台の張り地との相性を目立たない箇所で試し、不要になったテープはゆっくりとはがします。
よくある質問
ボディラインテープは衣服に縫い付けて使えますか。
人台の基準線にはどの線を貼るとよいですか。
まず前中心、後ろ中心、バスト、ウエスト、ヒップ、脇線を設定することが一般的です。そのうえで、制作するアイテムやデザインに合わせ、衿ぐり、アームホール、切替線などを追加すると作業しやすくなります。
ボディラインテープをきれいに貼るコツはありますか。
基準点を先に印してから、水平線と垂直線を順に貼ると位置が安定します。曲線や凹凸のある箇所は一度に長く貼らず、短い長さに分けて少しずつ沿わせると、浮きやねじれを抑えられます。





