国・言語・通貨の設定
国・言語・通貨を変更するには、新規会員登録またはログインしてください。
ApparelX Wiki縫製・加工用語集

掛け率とは

定義

掛け率とは、基準となる価格に対して取引価格が占める割合を示す取引条件で、主に上代や定価を基準に卸価格を算出・確認する際に用います。

別名掛率
目次5項目
  1. 定義と計算方法
  2. 生地取引で使う場面
  3. 確認するポイントと数字の読み方
  4. 似ている用語との違い
  5. よくある質問

定義と計算方法

掛け率は、基準価格に掛けて取引価格を求める割合です。一般に「七掛け」のように表し、七掛けは基準価格の七〇パーセントで取引する意味になります。基準価格に掛け率を乗じて、卸価格や仕入価格を算出します。

例えば基準価格が一〇〇〇円で七掛けなら、取引価格は七〇〇円です。ただし、掛け率だけでは税の扱い、送料、加工費などが含まれるかは分かりません。金額の比較や発注判断には、条件を分けて確認する必要があります。

  • 取引価格=基準価格×掛け率
  • 七掛け=七〇パーセント
  • 掛け率が低いほど、基準価格に対する取引価格は低くなります。

生地取引で使う場面

生地の取引では、ブランドや販売先に設定された上代、メーカー希望価格、見積上の基準単価などに対し、卸価格を決める条件として使われます。継続取引の価格条件を共有する場合や、販売価格から仕入原価を概算する場合に用いられます。

一方、生地の卸値がメートル当たりの実額で提示される取引では、掛け率を使わないこともあります。反単位での販売、別注生産、染色・加工を伴う案件では、数量、原料相場、加工内容などにより実額見積となることが多いためです。

確認するポイントと数字の読み方

掛け率を提示・確認するときは、何を一〇〇パーセントとするかを最初に明確にします。「上代の七掛け」と「定価の七掛け」は同じ基準を指すとは限らず、基準価格の改定後に認識違いが起こることもあります。

掛け率に一律の相場や標準値はありません。取引量、継続性、販売形態、支払条件、在庫品か別注品かなどで変わります。数字そのものだけで有利不利を判断せず、発注数量、値引き条件、諸経費を含む総額で比較します。

  • 基準価格の名称と金額
  • 税別・税込の別
  • 生地代に含まれる範囲と別途費用
  • 数量条件、適用期間、価格改定時の扱い
  • 支払条件と値引き・返品の条件

似ている用語との違い

掛け率は基準価格に対する取引価格の割合です。値引き率は基準価格から差し引く割合であり、七掛けは三〇パーセント引きに相当します。両者は合計すると一〇〇パーセントになりますが、表している内容は逆なので混同しないようにします。

上代は消費者向けの販売価格として設定される価格、下代は卸売や仕入れの価格として使われることが多い価格です。掛け率は上代・下代そのものではなく、それらの価格間の関係を示すために用いる計算上の条件です。

よくある質問

七掛けとは、何パーセントですか。

七掛けは、基準価格の七〇パーセントを取引価格とする意味です。例えば基準価格が一〇〇〇円なら七〇〇円になります。値引き率で表すと三〇パーセント引きですが、税、送料、加工費などの含み方は別途確認が必要です。

生地の掛け率は、見積書にどのように書けばよいですか。

「基準価格」「掛け率」「算出後の単価」を併記し、税別・税込、単位、適用数量、送料や加工費の扱いも記載します。例えば上代基準か、提示されたメートル単価基準かを明記すると、受発注時の認識違いを防ぎやすくなります。

この用語に関連する商品を探す
関連用語
この用語をシェア